浙江清華長三角研究院は2003年12月31日成立された、習近平総氏本人が発案し、企画、直接推進、支援の元で設立された新型イノベーション母体であり、浙江省「知名大学を誘致して共同でイノベーション母体を構築する」戦略の先駆者、実践者である。

近年、研究院は習近平総書記の重要指示を従い、「先進性のある新型イノベーション母体を建設する」ことを最大の戦略目標として、浙江省と清華大学両方を強力な支援を頂きながら、,初心忘るべからず、前へ進み、「科学技術研究と産業発展を堅持し」、清華大学を元にし、浙江省を本拠点として長江デルタに向かう。実践で「政、産、学、研、金、介、用」北斗七星の一体化発展モデルを創り出し、地方イノベーション新体制の構築に堅実に貢献した。

    数年の発展を経て、研究院は嘉興市本部を主体にし、周辺地域で産学研センター協調発展の体制が出来た。現在、各院のインキュベーター合計面積50万㎡、三つの国家級イノベーションプラットフォームを持ち、2つの省級重点実験室、3つの省級科学技術企業インキュベーター、2つの国家級衆創空間、母基金、科学技術ファンド、「海納英才」人材誘致支援計画などいろんなイノベーション総合サービスプラットフォームがあり、米、英、独、豪などで8つのオフショアインキュベーターを建設した。また、「海外若手創業者浙江ツアー」という人材誘致、起業支援イベントを通して,高級人材400名以上を誘致し、各種の先端研究開発プラットフォーム累積50数個、国家級、省市級科学技術プロジェクト700個以上、国家・省・市級賞100個以上受賞;先端科学技術企業700社以上を浙江省へ誘致し、浙江红土、紫旌母基金をはじめ多数のファンドを有し、ファンドの総規模は100億人民元を超えている。

所長挨拶

 私たち道紀忠華シンクタンクが発足してから、あっという間に10年も経ちました。そして今、世界は歴史的な分岐点に立っています。先の見えない時代となりつつあります。

 道紀忠華シンクタンクのビジョンは、この激動の時代に、社会の動きと国際情勢に耳を澄まし、大局を深く捉え、長期的視点と実践的な発想で日本と世界をあるべき姿に導くことです。様々な研究を通じて、幅広い領域の専門家の知見を習い、そして政治、社会、経済界の様々な担い手の現場の経験を統合し、有益な提言で社会を望まれる方向へ変化させます。

 これまで、日本の国益を主軸にして、清華大学という中国との繋がりを大切にしながら、日中の間で平和・交流・繁栄にささやかな貢献をして参りました。政治・経済文化交流、技術の海外展開、地方経済活性化、企業の社会的責任などのテーマで、数多の提案を練り、敢行して参りました。

これからも、日中の間で架け橋として、社会の更なる進歩と日中関係の安定・継続的な発展に注力し、力強く活動を続けてまいります。ぜひ皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

道紀忠華シンクタンク

代表 後藤 錦隆